コミュニケーションを軽視しだすと何もかも途端にうまくいかなくなる。


どうも、市川恒静です。

運動総研関係の人々、
特に男性陣はコミュニケーションを軽視する傾向にあります。

特に、ゆる体操やトレーニングにはまればはまるほど、その傾向は顕著です。

僕もそのクチでした。

日常でも人目をはばからずゆるゆるクネクネやってるのは序の口で、
あらゆる時間という時間をトレーニングに使ってましたから、
まあ白い目で見られるのには慣れっこです。

僕は、運動総研のトレーニングで、
本質力を高める事こそ何にもまして最重要だと考えていましたから、
コミュニケーションが大事なんて言われた日には、
『ケッ、本質力の方が大事だわ。
上っ面ばっか取り繕って理解し合った気になって何になるんだっての!』

とずっと思ってました。
(本質力をどのように捉えるかで人によって味方はだいぶ変わると思いますが)
儀礼的な事とか嫌いですし。

でも、はっきり言っておきます。

コミュニケーション能力は、
あらゆる能力の中でダントツで最重要の能力です。
2位に100倍位の差をつけてダントツでトップだと思います。

コミュニケーションを軽んじる者は、
人間関係も失いますし、本質力の上達も相当遅くなります。

ましてや、この掲示板で仲間を募集したところで、
仲間がいてもその場を最大限有効に活用できることもありえません。

なぜ、コミュニケーション能力がそこまで大事なのかと言うと、
コミュニケーションには、他の能力とは一線を画す、
決定的な性質があるからです。

それは何かというと、
コミュニケーションは人と人を繋げたり、
他人を理解するためのものである、
という点が決定的に違います。

当たり前じゃんと思うかもしれませんが、
実は他のどんな能力を高めても、どんな分野に精通しても、
人と理解しあえたり、
つながりが深まることってありません。

これは、本当に真面目に、
何か一つのことをやり込むと気付く事実だと思います。

世界を深く知れば知るほど、
それを他の人に翻訳して伝えられるコミュニケーション能力を身に付けないと、
人とつながったり人を理解するのは難しくなります。

コミュニケーション以外のものは全て、
上達すればするほど、世の中との隔絶感が生まれてきます。
そして上達するのがどんどん辛くなってきます。

例えば、
自分の世界に入り込んで、
講義が全く面白くない大学教授とか、いますよね。
あるいは誰にも理解してもらえない物を
収集してるマニアとか。
そういう感じでイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

東大を出たからって、
人の気持ちがわかるかというと、そうじゃないですよね。
医者だって、人の気持ちがわからない医者はいっぱいいますよね。
イチローだって、
いくら野球界で絶賛されても、
彼の人格を自分勝手と評価する人はいっぱいいます。

要は、何らかの能力を高めたところで、
コミュニケーションを大事にしていかないと、
誰からも理解されず、自分の思いも伝えられず、
世界を変えられない不遇な人生に終わる、
ということです。

2 comments:

  1. ブログの文章を一通り読ませていただきました。
    言いたいことはよくわかります。とても共感しました。人としてのマナーというか、お互いの気持ちを大切にするのはまず第一やと思います
    ぼくもゆるトレやっている人は、何となくそういう人同士の関わりが苦手な人多いやろなあって思ってました。でもそういうことは本質的に大事ですよね。
    金銭目的での整体師の人がゆるトレを紹介しているサイトを見ると、なんか違うんだよなーって思ってました。でも結構そういう人多いと思うので・・。
    僕はちなみに田舎住みで高岡さんの本だけ読んでいるので直接高岡さんを見たことはないです。だから管理人さんがうらやましいです

    1. >たかしさん
      ありがとうございます。すいません。ずっとサイト放置しっぱなしでコメント気付きませんでした。
      まさか誰かからコメント来るとは思ってなかったのでホント嬉しいです。

      ゆるトレには人同士の関わりが苦手な人が集まりやすいという面もあるし、
      そういう人がそのまま問題に気付かないで誰とも分かり合えない遠くまで行ってしまうのを助長する面もあると思います。

      もし東京にいらっしゃることあったらお会いしてみたいですね。
      その時はkose.ichikawa@gmail.comまでメール下さい。

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