ゆるトレを仲間と上手くやるには、その1


こんにちは、市川恒静です。

ここでは、ゆる体操、達人調整や極意など
ゆるトレを仲間と一緒に上達していくに当たって、
どうしたらうまくいくかということを考えていきます。

こんなことをわざわざ書くには理由があって、
なかなか仲間とのトレーニングを、本当に上手く出来る人って少ないんです。

あ、ここでは単にゆる体操を一緒に出来る人がほしいとか、
1人は嫌だとか、単に仲間がいればいいよね、
という段階の人は対象にしていません。

本気で上達したいと考えている。
そして自分一人でやるより、もっと効率よく上達できるための場として
仲間と一緒にトレーニングしたいと考えている人が対象です。

これはやってみるとわかりますが、非常に骨の折れることです。
僕自身。数年前まで毎週仲間の家に何人か集まり
トレーニングをしていたわけですが、
それでも期待していたほどの上達が出来たかというと、そうではありません。

面子も、運動総研の上級講座の常連みたいな人だけだったにも関わらずです。

本当に自分が上達している時特有の、
日々自分の取り組みに対して理解と納得が積み重なっていき、
確実に昨日より今日のレベルが上がっているという状態は、
そこにはありませんでした。

どちらかと言うと、
以前武術道場に毎日通っていた時の方が、
それは実感できていたと感じます。

では、なぜうまく行かなかったのか。

まず1点目ですが、
ゆるトレはあくまで抽象的な概念だということです。
それ自体では価値を感じにくいものであり、
具体的な実技に各々が落とし込むことが出来た時に、
初めて価値を確認できる性質の強いものだということです。

ですから、
具体的な術技について理解のある、
話題を深い部分まで共有できる仲間と
トレーニングする方が望ましいといえるでしょう。

また、ここで1つ問題が出て来ますが、
ゆるトレを安易に具体的術技に結びつけようとすると、
途端に上手く行かなくなります。

ゆる体操をやっていればサッカーがうまくなって日本代表に入れるかというと、
そんな安易なものではないことくらい、
少し考えれば分かりますよね。

ボールの扱い、視野、戦術の理解、自身の特性とチーム内での立ち位置の理解、
相手チームに対する理解、
私はサッカーについては専門ではないので詳しくありませんが、
そうしたその分野特有の具体的な技術が、日本でトップレベルで体現できていなければ、
ゆるんでたって日本代表にはなません。

これは、運動総研のマーケティングの仕方がゆるを万能視させ、
思考停止している人を増やしている傾向にあるのも問題だと思うのですが、
本気でその分野で成功しようと思っていたら、
その分野で徹底的に技術を磨きあげた上で、
ゆるトレも徹底的に取り組む必要があるはずです。

だから、単に同じ種目をやっているというだけでは、
トレーニング相手としては合格点ではなく、
その種目に対して徹底的に取り組んでいて、
かつ、ゆるトレに対しても理解が深い事が必要です。

ゆるトレと具体的技術、それぞれを個別に徹底的に磨き上げることで、
結果的に全体としてレベルが上がる、
ということを自身の身を持って知っているということが
良いトレーニング仲間には必要になります。

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