こんにちは、市川恒静です。
前回、トレーニングには権力関係を作らないということで
記事を作りましたが、
権力関係を作らないための、具体的な取り組みを紹介します。
それは、
ターンを設けて、ターンごとにそれぞれの課題に合わせたトレーニングをすることです。
例えば、こういうことです。
Aさんの課題である、胸フワ背フワ体操をする。
↓
Bさんの課題である、ウッススリスリ体操をする。
↓
Cさんの課題である、拘束背柱崩しをする。
という感じです。
4人以上いる場合、2人組を組んでやるのもいいでしょう。
大事なのは、各自にターンを設けて、
ターンごとに各自の課題に取り組み、時間を平等に使い合うということです。
なぜかというと、
その時間をどう使うのか、というところで、
もう権力関係というのは出来てしまうからです。
おそらく、
トレーニングについての取り組み方とか、
意識の置きどころとか、
そういった部分については気付く方が多いと思いますが、
それはもちろんなのですが、
そもそも時間配分が不平等な時点で権力関係は出来てしまいます。
使う時間を平等にするからこそ、
権力関係が均衡するのです。
また、このやり方には他にもメリットがあります。
それは、相手の取り組みに自分が合わせることで、
時分が普段意識していないことや、
逆に相手が気付けていないことに気付くことができるからです。
相手の方が優れた取り組みをしていれば、
それに合わせて自分の取り組みも見直すことが出来ますし
相手の取り組みに見落としがあれば、
上手に修正できればその水準で自分も見てもらえます。
つまり、お互いのやりたいことに合わせながらよることで、
互いにレベルを引き上げながらトレーニングをすることができます。
これがターンもなく、
思いついた時にその時やりたい練習をやる、
という内容の構成だと、
相手が何を求めてこれに取り組んでいるのか、
が見えにくくなってしまうので、
結果として無駄話が多くなり、
意思の疎通も取れにくくなってしまいます。
非常に良い方法なので、是非試して見て下さい。