トレーニングには権力関係を作らない2


こんにちは、市川恒静です。

前回、トレーニングには権力関係を作らないということで
記事を作りましたが、
権力関係を作らないための、具体的な取り組みを紹介します。

それは、
ターンを設けて、ターンごとにそれぞれの課題に合わせたトレーニングをすることです。

例えば、こういうことです。

Aさんの課題である、胸フワ背フワ体操をする。

Bさんの課題である、ウッススリスリ体操をする。

Cさんの課題である、拘束背柱崩しをする。

という感じです。
4人以上いる場合、2人組を組んでやるのもいいでしょう。

大事なのは、各自にターンを設けて、
ターンごとに各自の課題に取り組み、時間を平等に使い合うということです。

なぜかというと、
その時間をどう使うのか、というところで、
もう権力関係というのは出来てしまうからです。

おそらく、
トレーニングについての取り組み方とか、
意識の置きどころとか、
そういった部分については気付く方が多いと思いますが、
それはもちろんなのですが、
そもそも時間配分が不平等な時点で権力関係は出来てしまいます。

使う時間を平等にするからこそ、
権力関係が均衡するのです。

また、このやり方には他にもメリットがあります。
それは、相手の取り組みに自分が合わせることで、
時分が普段意識していないことや、
逆に相手が気付けていないことに気付くことができるからです。

相手の方が優れた取り組みをしていれば、
それに合わせて自分の取り組みも見直すことが出来ますし
相手の取り組みに見落としがあれば、
上手に修正できればその水準で自分も見てもらえます。

つまり、お互いのやりたいことに合わせながらよることで、
互いにレベルを引き上げながらトレーニングをすることができます。

これがターンもなく、
思いついた時にその時やりたい練習をやる、
という内容の構成だと、
相手が何を求めてこれに取り組んでいるのか、
が見えにくくなってしまうので、
結果として無駄話が多くなり、
意思の疎通も取れにくくなってしまいます。

非常に良い方法なので、是非試して見て下さい。

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